さて以前ご紹介したモン・サン=ミシェルの内部をご紹介
こちらの建物は11世紀に建設されました。
こちらの建物は11世紀に建設されました。
その後、幾度か崩壊、修繕を繰り返し今日の姿に至ります。
それ故に、場所によって建築様式が違うのです、
12世紀のロマネスク様式、その後のゴシック様式、ルネッサンンス様式…
歴史的建築の宝箱ですね♪
ロマネスク建築は、二重のアーチ型の窓に厚い壁。
天井は、ウェイトを掛けないように、木のアーチ天井。
がっしりとした壁で天井を支える仕組みだったので窓は小さくしかとれませんでした。
奥の部分はゴシック建築で、上部が尖ったすらりと細く高い窓。
光が沢山入り、明るく天井が高いのが特徴。
ゴシックとは、ローマから見れば野蛮だったゴート族風という意味であるそうです( `ー´)ノ
ロマネスク、ゴシックともに欧州中世の有名な建築様式ですね。
壁が多く窓の小さいロマネスクからゴシックの部屋に行くと、
とても明るく、ホッとなったことを覚えています。
このアーチの梁で荷重を分散させるのも
ゴシック建築の特徴ですね(*'▽')
修道院の居住スペースとして、
増築されたラ・メルベイヴェイユは「驚嘆」という意味。
美しい装飾が目に留まります。
歩くたびに見える姿の違う中庭を眺めながら、回廊を歩けば、
そこはもう中世の優雅な気分(笑)
しかしここは「祈りと瞑想の間」
夕日に向かい一日の瞑想を行う場があり、
また祝祭日には礼拝の行進が行われていたそうです。
ここが最上階になるので、重量を軽くするための工夫が随所でみられます。
他にも火事で焼けた壁があったり、
レンガに刻まれたアルファベットや数字を発見したり
(自分が造った証を刻む、賃金のため数を記す意味があったそうです。
造った方の意思が伝わってきます。)
大小様々な石を組み合わせながら、壁を修復しているところを見学したり…
帰りはやっぱり美味しいご飯、スイーツやお土産を求め、
巡礼地の下町が栄えるのは
日本の参道と一緒ですね。
横文字が覚えられない中川がうろ覚えで
少しマニアックにお送りしました(^-^*)
海外の建物に負けない建物が日本にも多く存在し
海外に誇れるような建築様式がここには詰まっています。
日本人としてしっかりと守っていきたいものですね(*`^´)=3