2013年5月23日木曜日

日本住宅の歴史1


今日は勉強するなかで、面白いなと思った内容を紹介したいと思います。

今の住宅を考える前に、一度日本の家の歴史について、考えてみるととても面白いのです。

日本は

⚛四季の美しい国⚛ 

しかし裏を返せば

気候差が大きく住宅にとってはとんでもない環境なんです。



家のつくりやうは夏を旨とすべし

こちらは「徒然草」で吉田兼好が歌っている一文です。



高温多湿な日本では、昔は湿気とどう付き合っていくかが大切でした。

冷暖房はありません

冬は暖をとれば我慢できるけど、夏の暑さはどうしようもなかったんです。


昔の家の土壁も、壁の中のわらも、畳もすべて呼吸する素材です。

夏の涼しさで「土壁の家」に勝るものはないのです

他にも

「窓庇」を長くして、夏は光を遮り、冬は採光をとって暖かくする

風の通り道をつくるため、「障子」や「襖」や「欄間」を使った開閉自由な部屋づくり

・視線を遮りながら風を通す「簾」

つまり、「隙間だらけの家」が良しとされていたわけです


しかし…すき間風が家の中を通り抜け、冬は寒いことは容易に予想されます。。。

「こたつ」や「囲炉裏(いろり)」などで採暖をとっていましたが

からだを一時暖めるだけにすぎません、その場所以外は地獄レベルの寒さ…

そこは「我慢が美徳」の日本魂で乗り切っていたことでしょう✨


しかし昔の寒さに耐える生活は…エアコンに慣れた私たちは辛いですね(^^;)


このように日本は「夏中心」に考えられ造られてきましたが、

そもそも北欧では住宅は「冬中心」に造られていたのです。


というか、マイナス30度などという環境は

生命維持に関わってきますから、断熱性能は必須!でした。


日本の住宅は戦後大きく姿を変えます

また更新します♪

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